
オーパス・ワンは、カリフォルニアを代表する高級ワイン。
ボルドースタイルのブレンドと優雅な味わいで世界中のワイン愛好家から高く評価されている一方で、中には「ヴィンテージによって味が違いすぎる」「値段の割に期待外れだった」など悪い口コミがあるのも事実。
そこで今回は「オーパス・ワンの当たり年・はずれ年はいつなのか?」を徹底解説します。
本記事では、オーパス・ワンの歴史やパーカーポイントの評価まで詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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オーパス・ワンの当たり年
結論から言うと、オーパス・ワンの当たり年は以下の通りです。
年代 | パーカーポイント |
---|---|
2019 | 98 |
2018 | 98 |
2017 | 95 |
2016 | 98 |
2015 | 97 |
2014 | 96 |
2013 | 98 |
2012 | 96 |
2010 | 96 |
2007 | 95 |
2005 | 95 |
2004 | 96 |
2013年、2016年、2018年、2019年の年代は、特にオーパス・ワンの当たり年だと言えるでしょう。
【一覧】オーパス・ワンの当たり年・はずれ年
次に、オーパス・ワンの当たり年・はずれ年を含む一覧を紹介していきますね。
年代 | パーカーポイント |
---|---|
2020 | - |
2019 | 98 |
2018 | 98 |
2017 | 95 |
2016 | 98 |
2015 | 97 |
2014 | 96 |
2013 | 98 |
2012 | 96 |
2011 | - |
2010 | 96 |
2009 | - |
2008 | - |
2007 | 95 |
2006 | 93+ |
2005 | 95 |
2004 | 96 |
2003 | 94 |
2002 | 94 |
2001 | 90 |
2000 | 84 |
1999 | 88 |
1998 | 86 |
1997 | 88 |
1996 | 94 |
1995 | - |
1994 | 92 |
1993 | - |
1992 | 92 |
1991 | 92 |
1990 | 93 |
1989 | - |
1988 | 88 |
1987 | - |
1986 | 87 |
1985 | 88 |
1984 | 87 |
1983 | - |
1982 | 86 |
1981 | 78 |
1980 | - |
1979 | - |
言うほどはずれ年ではありませんが、1981年がオーパス・ワンの中でははずれ年になりますね。
オーパス・ワンあたり年の評価基準になる「パーカーポイント」とは?
パーカーポイント(Parker Point)とは、ワイン評論家 ロバート・パーカー(Robert Parker)が考案した、ワインの品質を評価するための 100点満点のスコアシステムです。
この評価は、「ワイン・アドヴォケイト(The Wine Advocate)」で使用されており、ワイン業界において非常に影響力のある指標となっています。
パーカーポイントの評価基準
- 96~100点:異常に素晴らしいワイン(Extraordinary)
→ 最高峰の品質で、ワイン愛好家にとって必飲のレベル - 90~95点:素晴らしいワイン(Outstanding)
→ その品種や産地の中で、特に優れた品質 - 80~89点:優良なワイン(Good to Very Good)
→ しっかりとした品質で、安心して飲めるワイン - 70~79点:普通のワイン(Average)
→ 特筆すべき特徴はないが、問題なく飲めるレベル - 60~69点:欠陥のあるワイン(Below Average)
→ 何らかの欠点があり、推奨されない - 50~59点:消費に適さないワイン(Unacceptable)
→ 明らかな問題があり、飲用には向かない
オーパス・ワンは、カリフォルニアのナパ・ヴァレーを代表する高級ワインであり、90点以上を獲得するヴィンテージが多いです。特に95点以上の評価を受ける年は「当たり年」とされ、市場での人気が高くなります。
【歴史】そもそも「オーパス・ワン」とは?
オーパス・ワンは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーに位置する高級ワイン。
1978年にフランスのシャトー・ムートン・ロートシルトの当主であるフィリップ・ド・ロートシルト男爵と、アメリカの著名なワイン醸造家ロバート・モンダヴィ氏の共同プロジェクトとして誕生しました。
「オーパス・ワン」という名称は、音楽用語で「作品番号1番」を意味します。「一本のワインは交響曲、一杯のグラスワインはメロディのようなものだ」という考えから名付けられたようです。
オーパス・ワンのワイン造りは、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体としたボルドースタイルのブレンドが特徴。使用されるブドウは、主に自社畑で栽培され、収穫は全て手作業で行われます。さらに、醸造過程では重力を利用した「グラヴィティ・フロー」システムを採用し、ブドウやワインに余計なストレスを与えないよう工夫されています。
オーパス・ワンは、カリフォルニアワインの中でも特に高い評価を受けており、フランスの五大シャトーに匹敵するとも言われています。オーパス・ワンは、ワイン愛好家にとって一度は味わってみたい憧れの存在と言えるでしょう。
オーパス・ワンの値段は?
オーパス・ワンの値段は、ヴィンテージや市場の需要によって変動しますが、一般的に、1本あたり数万円から十数万円と高価。ただ、その品質と希少性から多くのワイン愛好家に支持されています。特に評価の高いヴィンテージは、さらに高値で取引されることもあります。
例えば、2018年ヴィンテージのオーパス・ワンは、楽天市場において59,900円で販売されています。 また、2005年ヴィンテージは、価格.comで84,700円の価格が確認できます。さらに、初リリースとなる1979年ヴィンテージは、国内ECサイトで370,000円という高値で販売されています。
オーパス・ワンの値段はなぜ高い?
次に、「オーパス・ワンの値段はなぜ高いのか?」を解説していきますね。
なぜ高い①:著名なワイン生産者の共同プロジェクトである
オーパス・ワンは、フランスのシャトー・ムートン・ロートシルトのバロン・フィリップ・ド・ロートシルトと、アメリカのロバート・モンダヴィによる共同プロジェクトとして誕生しました。
フランスとアメリカのワイン文化が融合した革新的な試みとして、世界中のワイン愛好家やコレクターの注目を集め、ブランド価値が大きく向上しました。
その結果、オーパス・ワンは単なるワインではなく、歴史的なプロジェクトとしての付加価値も加わり、高価格で取引されるようになりました。



なぜ高い②:ナパ・ヴァレーの最良のブドウを厳選し、手作業で収穫・選別している
オーパス・ワンで使用されるブドウは、ナパ・ヴァレーの中でも最も優れた畑で栽培されたものだけを使用しています。
さらに、ブドウの収穫はすべて手作業で行われ、厳格な選別を経て品質の高いものだけがワイン造りに使用されます。このプロセスにより、未熟な果実や傷ついた果実が除外され、ワインの品質が一貫して維持されるのです。
手作業による収穫と選別には時間とコストがかかりますが、それによってオーパス・ワンのクオリティが保証されています。



なぜ高い③:フレンチオークの新樽で長期間熟成し、製造コストが高い
オーパス・ワンは、フレンチオークの新樽を使用し、約18か月間熟成されます。
フレンチオークの新樽は、ワインに繊細なバニラやスパイスの香りを加え、より複雑で奥行きのある味わいを生み出します。
しかし、新樽は一度使用すると品質が低下するため、毎年大量の新樽を購入する必要があり、コストが非常に高くなります。
また、長期間の熟成には時間と設備が必要となり、その分のコストも価格に反映される要因となっています。



なぜ高い④:生産量が限られており、希少価値が高い
オーパス・ワンは、生産量が限られており、毎年約25,000~30,000ケースしか市場に出回りません。
これは他の高級ワインと比較しても少なく、特に優れたヴィンテージではさらに限定的な生産となることもあります。このように供給量が限られていることで、需要が供給を上回る状況が続き、価格の上昇につながっています。
また、希少性の高さがコレクター市場での価値を高め、投資目的で購入されることも多くなっています。



なぜ高い⑤:パーカーポイントなどの高評価を受け、需要が常に高い
オーパス・ワンは、世界的なワイン評論家や専門誌から高い評価を受け続けています。
特にパーカーポイントでは、多くのヴィンテージが90点以上を獲得し、中には98~99点の評価を受けた年もあります。こうした高評価を受けることで、ワイン愛好家や投資家の間での需要が増し、価格が上昇する要因となっています。
また、レストランやワインショップでも高級ワインとして扱われ、プレミアムなブランドイメージが確立されています。



【当たり年】オーパス・ワンのおすすめ年代5選
オーパス・ワンは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーで生産される高級ワインであり、その品質と風味はヴィンテージ(収穫年)によって異なります。
以下に、特におすすめのヴィンテージを紹介しますね。
おすすめ年代①:2013年
2013年のオーパス・ワンは、パーカーポイントで98点を獲得し、高い評価を受けています。
この年は、ナパ・ヴァレーの気候条件が非常に良好で、ブドウの成熟が理想的に進みました。その結果、深みのある色合いと、カシスやブラックチェリーの豊かな果実味が特徴となっています。
また、しっかりとしたタンニンとバランスの取れた酸味が調和し、長い余韻を楽しめます。現在でも十分に楽しめますが、さらに数年の熟成によって、より複雑な風味が引き出されるでしょう。



おすすめ年代②:2015年
2015年のヴィンテージは、パーカーポイントで97点を獲得しています。
この年は、春先の暖かい気候と夏の適度な暑さにより、ブドウの成熟が順調に進みました。その結果、ブラックベリーやプラムの濃厚な果実味と、スパイスやバニラのニュアンスが感じられる複雑な香りが特徴です。
口当たりは滑らかで、タンニンが程よく溶け込み、バランスの取れた味わいを実現しています。熟成ポテンシャルも高く、今後さらに味わいが深まることが期待できる一本です。



おすすめ年代③:2016年
2016年のオーパス・ワンは、98点の高評価を受けたヴィンテージ。
この年は、干ばつの影響で収量が減少しましたが、残ったブドウの品質が非常に高かったため、濃厚で凝縮感のある味わいに仕上がっています。
ブラックフルーツの風味が際立ち、タンニンも強めながらシルクのように滑らか。樽熟成によるバニラやオークの香りが心地よく、長い余韻が楽しめます。
長期熟成向きのワインで、今後10年以上の熟成によってさらに深みが増すでしょう。



おすすめ年代④:2018年
2018年のヴィンテージは、パーカーポイント98点を獲得し、フルーティーさとエレガンスを兼ね備えたワイン。
この年は、ナパ・ヴァレーで比較的穏やかな気候が続いたため、果実の熟成がゆっくりと進みました。そのため、ブラックベリーやカシスの甘みが際立ち、酸とのバランスも優れています。
さらに、スパイスやダークチョコレートのニュアンスが加わり、複雑な香りが楽しめるのも特徴です。若いうちから楽しめる一方で、長期熟成することでより洗練された味わいへと進化します。



おすすめ年代⑤:2019年
2019年のオーパス・ワンは、パーカーポイント97-99点と、近年でも特に高い評価を得たヴィンテージ。
この年は、昼夜の寒暖差が大きく、ブドウがゆっくりと成熟したことで、酸と果実味のバランスが非常に優れたワインに仕上がりました。
ブラックチェリーやプラム、カカオの香りが豊かで、熟成によるスモーキーなニュアンスも感じられます。タンニンはしっかりとしつつも柔らかく、長い余韻が印象的。
今飲んでも楽しめますが、15年以上の熟成ポテンシャルを持ち、さらなる進化が期待されるワインです。



オーパス・ワンの当たり年:まとめ
オーパス・ワンは、カリフォルニアを代表する高級ワイン。
当たり年とされるヴィンテージは、品質が高く評価され、多くのワイン愛好家に選ばれています。パーカーポイントのスコアが95点以上の年は特に注目され、熟成による味わいの変化も楽しめるのが魅力ですね。
一方で、ヴィンテージによっては評価が分かれることもあり、購入時にはしっかりと情報を確認することが大切。今回紹介した当たり年を参考に、自分好みの一本を見つけてみてください。



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