【理由6選】バランタイン12年が終売はなぜ？バランタイン10年はまずい？

バランタイン12年は、スコッチウイスキーの中でも長年愛されてきた銘柄。

豊かな香りとバランスの取れた味わいで、多くのウイスキー愛好家に支持されてきました。一方で、バランタイン12年が終売し、代わりに登場した「バランタイン10年」については、「まずいのでは？」という声も上がっています。

そこで今回は、「バランタイン12年が終売はなぜなのか？」と「代替のバランタイン10年の味」を徹底解説します。

本記事では、バランタイン12年の販売終了の背景や、バランタイン10年の評価について詳しく紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

＼ 毎月100本以上売れているヒット商品 ／

バランタイン12年が終売はなぜ？

結論、バランタイン12年終売の理由について、公式な発表は確認できませんでした。

そのため推測ベースで、バランタイン12年が終売はなぜなのか？を解説していきますね。

なぜ？①：販売戦略の見直し

バランタイン12年の終売は、販売戦略の大幅な見直しによるものと考えられます。

多様化する消費者の嗜好に対応するため、新しい商品へのリソース配分を見直した可能性があります。これまでの販売データを分析し、需要の高い商品へ重点を移すことで、競争力を強化する狙いがあったと推測されるわけです。

また、バランタインはグローバルブランドであるため、各国の市場状況や販売動向も重要な要因となります。特定の市場では他の年代のバランタインがより人気を集めている可能性があり、それに合わせて戦略を変更したとも考えられます。

なぜ？②：バランタイン10年の新発売によるラインナップ調整

バランタイン12年の終売と同時に、新たに「バランタイン10年」が市場に投入されました。

新商品の投入には、いくつかの狙いがあるでしょう。まず、10年熟成という新たな選択肢を加えることで、より幅広い消費者層にアプローチできるようになります。近年のウイスキーブームでは、初心者向けのエントリーモデルや手頃な価格帯の商品が求められる傾向があり、バランタイン10年はそうしたニーズに応える形で開発された可能性があります。

また、10年熟成の商品を中心に展開することで、原酒の供給管理を効率化できる利点もあります。バランタイン12年の生産には12年以上熟成された原酒が必要でしたが、供給が不安定な状況では生産計画に支障をきたす恐れがありました。その点、10年熟成ならば原酒の確保が比較的容易となり、安定した供給が見込めるでしょう。

さらに、価格帯の調整も影響していると考えられます。ウイスキーの原材料費や流通コストが上昇する中で、12年熟成の商品を維持することが難しくなったのかもしれません。そのため、10年熟成の新商品を投入し、価格と品質のバランスを最適化することで、より多くの消費者に受け入れられる商品展開を目指したのでしょう。

なぜ？③：原材料価格の高騰

近年、ウイスキー業界では原材料費の高騰が深刻な問題となっています。

スコッチウイスキーの生産には高品質な大麦やピートが欠かせませんが、それらの価格が大幅に上昇しています。

世界的な需要の増加によって、ウイスキーの原料となる大麦の価格が上昇しています。中国やアメリカなどの市場でウイスキーの消費量が増加しており、それに伴って原料の需要も拡大しています。その結果、限られた供給の中で価格が高騰し、生産コストの増加を招いているのです。

また、エネルギーコストの上昇も影響を及ぼしています。ウイスキーの製造には、大量の水や電力が必要ですが、近年のエネルギー価格の上昇により、製造コストがさらに押し上げられています。スコットランドでは環境規制の強化によって、持続可能な生産体制への移行が求められており、その影響で生産コストが増加している可能性があります。

なぜ？④：熟成原酒の供給不足

ウイスキーの品質を決定づける重要な要素のひとつが「熟成原酒」です。

しかし、近年のスコッチウイスキー市場では、12年以上の熟成原酒が不足しているといわれています。

世界的なウイスキーブームの影響で、各国の蒸溜所がフル稼働しても追いつかないほどの需要が生まれています。アジア市場の成長は著しく、日本や中国、インドなどでスコッチウイスキーの人気が急上昇しています。その結果、長期熟成の原酒が不足し、新たな生産計画を見直す必要が生じているのです。

さらに、ウイスキーは長期熟成が必要なため、供給調整が難しいのも課題です。例えば、バランタイン12年の生産には最低12年の熟成期間が求められるため、今すぐ増産したくても不可能です。1990年代～2000年代初頭のウイスキー需要が低迷していた時期に、生産量を抑えた影響が、今になって原酒不足として表面化しているといわれています。

なぜ？⑤：物流コストの上昇

バランタイン12年の終売には、物流コストの上昇も影響していると考えられます。

近年の国際的な輸送費の高騰や供給チェーンの混乱により、多くのウイスキーメーカーが生産コストの見直しを余儀なくされています。

スコットランドの蒸溜所から世界各国への輸出には、大量の輸送手段が必要です。しかし、近年のコンテナ不足や燃料費の高騰により、国際輸送コストが大幅に上昇しました。

さらに、倉庫保管費用の増加も影響を与えている可能性があります。ウイスキーは熟成が必要なため、大量の原酒を長期間保管する必要があります。しかし、近年のインフレや不動産価格の高騰により、倉庫費用が上昇しているため、長期熟成商品を維持することが難しくなってきているのです。その結果、企業はより短期間で生産・販売できる商品へシフトする必要がありました。

また、イギリスのEU離脱（ブレグジット）も物流の不安定要因となっています。バランタインはスコットランド産のウイスキーですが、ヨーロッパ市場へ輸出する際の関税や手続きが増えたことで、流通のコストが上昇しました。長期熟成ウイスキーは管理コストが高いため、この影響を受けやすいと考えられます。

なぜ？⑥：各国の酒税改正や規制強化

バランタイン12年の終売には、各国の酒税改正や規制強化の影響も考えられます。

世界各国では、アルコール商品の税率や販売規制が年々厳しくなっています。たとえば、日本では2020年に酒税法が改正され、ウイスキーの税率が段階的に引き上げられています。

また、EUやアメリカでも酒税が増税される動きが見られます。特にアメリカでは、輸入ウイスキーに対する関税が課されることがあり、スコッチウイスキーの販売コストが上昇しました。

さらに、一部の国ではアルコール広告の規制が強化され、販促活動に制約が生じているため、高価格帯のウイスキーの販売が難しくなっています。

これらの要因が重なり、バランタイン12年の終売に至ったと考えられます。とはいえ、ウイスキー市場は今後も変化を続けるため、新たな商品ラインナップにも期待ができることでしょう。

＼ 毎月100本以上売れているヒット商品 ／

12年に代替するバランタイン10年はまずい？

Googleで検索すると「バランタイン10年 まずい」と表示されますが、実際はどうなのでしょうか。

どんな味なのか？気になると思いますので、次に「バランタイン10年」を試してみた感想をレビューしていきますね。

感想レビュー①：まろやかで飲みやすく、バランスが良い

バランタイン10年は、まろやかな口当たりが特徴。

アルコールの刺激が少なく、ウイスキー初心者でも抵抗なく楽しめる印象です。蜂蜜やバニラのような甘さが広がり、余韻も悪くありません。

ストレートで味わうと、豊かな風味を存分に堪能できます。公式サイトによれば、バランタイン10年は10年以上熟成された原酒のみを使用しているそうです。

感想レビュー②：フルーティーな香りが感じられ、爽やかな後味

りんごやオレンジのフルーティーな香りも特徴。

口に含むと、フレッシュな果実の風味が広がり、爽やかな後味が楽しめます。加えて、シトラスのニュアンスも感じられ、甘さと爽やかさのバランスが取れています。

ハイボールにすると、フルーティーな香りがさらに引き立ち、軽やかな飲み口になります。食事と合わせるなら、チーズやナッツと相性が良いでしょう。バランタイン12年よりも飲みやすく、日常的に楽しめるウイスキーという印象です。

感想レビュー③：ストレートでもロックでも楽しめる軽やかな味わい

バランタイン10年の特徴のひとつは、ストレートでもロックでも楽しめる軽やかさです。

ストレートで飲むと、やわらかな甘さとスムーズな口当たりが際立ちます。氷を入れてロックにすると、香りが少し引き締まり、心地よいスモーキーさも感じられます。

加水するとさらに飲みやすくなり、アルコールの角が取れてまろやかさが増します。ウイスキー初心者は、少量の水を加えて香りを広げる飲み方もおすすめです。飲むシーンを選ばない万能な1本と言えるでしょう。

感想レビュー④：余韻が短く、深みがやや物足りない

バランタイン10年は飲みやすさが魅力ですが、ウイスキー好きには物足りなさを感じるかもしれません。

余韻が短く、12年や17年と比較すると、味の奥行きがやや薄い印象です。シングルモルトに慣れている人には、軽すぎると感じるかも。とはいえ、デイリーウイスキーとしては十分なクオリティを持っており、価格を考えるとコストパフォーマンスは良好です。

ウイスキーに深みを求めるなら、もう少し長く熟成されたモデルを選ぶのも良いでしょう。

＼ 毎月100本以上売れているヒット商品 ／

バランタイン12年が終売はなぜ？：まとめ

バランタイン12年の終売には、販売戦略の見直しや原材料価格の高騰、熟成原酒の供給不足など、さまざまな要因が関係しています。

また、市場の変化に対応するため、バランタイン10年が新たに発売されましたが、その味わいに対する評価は分かれています。

一部では「飲みやすい」「フルーティーな香りが良い」と好評ですが、「12年よりもコクが足りない」と感じる人もいるようです。

ウイスキーは好みが分かれるお酒なので、実際に飲んで確かめるのが一番でしょう。バランタイン12年の味わいが好きだった方は、他の熟成ウイスキーを試してみるのもおすすめです。

＼ 毎月100本以上売れているヒット商品 ／

【一覧】他の人気ウイスキーと評価比較

銘柄	評価点	香り	味わい	口当たり	後味/余韻	コスパ
ウイスキー陸	83点	82点	85点	83点	81点	84点
ウイスキー凛	79点	74点	77点	81点	76点	87点
戸河内ウイスキー	80点	85点	82点	80点	78点	75点
モンキーショルダー	90点	92点	89点	91点	88点	90点
アラン10年	89点	90点	88点	89点	90点	88点
碧Aoウイスキー	86点	88点	85点	87点	86点	84点
ホワイトホース	82点	80点	84点	81点	79点	86点
サントリーローヤル	86点	88点	90点	85点	87点	80点
カバラン ウイスキー	87点	89点	91点	86点	88点	81点
グレンフィディック12年	88点	90点	88点	89点	86点	87点
江井ヶ嶋酒造 あかし	83点	85点	80点	78点	82点	88点
富士ウイスキー	88点	90点	88点	89点	86点	87点
ブッシュミルズ	85点	85点	82点	88点	80点	90点

↑青文字タップで口コミレビュー記事へ飛びます